早稲田大学公認登山サークル 岳文会

コラムバックナンバー
2018年度コラム
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『岳文会のいいところ』


1年前の春、私は慣れないスーツで新歓の人波に揉まれていた。科目登録、バイト探しと並び頭を悩ませたのがサークル選び。大学で新しいことを始めたい、体育ないし体動かさなきゃ、でも運動神経わるいしなぁ…と考えた結果、山登りなら体動かせるし運動神経いらなそう!と思った私はアウトドアサークルに絞って探すことにした。ところが調べてみるとアウトドアサークルだけでもたくさんある。いくつものサークルの新歓に参加し、迷っていた私が岳文会に入ろうと決めたのは、サークル説明会の時だった。理由は歴史あるし人数多いし組織としてしっかりしてそう、といういたって真面目なもの。実際、部室や装備、積立金、長年培われたノウハウやタテの繋がりは頼りになる。

しかし今、入ってよかったと思う最大の理由は純粋に“楽しい”からだ。目当てだった山登りだけでなく、BBQやキャンプなどのアウトドア企画、花火、年越し、お花見と何かにつけて集まる、そのどれもが本当に楽しかった。行けなかった企画では、楽しそうなみんなの写真を見ながら分身する方法を本気で考えたくらいだ。

私がサークル活動を楽しめているのは仲間たちのおかげだ。真面目な人、ユニークな人、自分と似た人、正反対の人、山が好きな人、そうでもない人…さまざまな人がいて、それを受け入れてくれる風土がある。それでいてみんなどこか“岳文民”らしさがある。

まだ見ぬ岳文民とともに過ごすこれからも楽しみだ。

60期 小山

『サークル決まらない』


新入生の皆さん、もう5月です。早いですね、大学が始まってから一か月が経ちました。人によっては入るサークルもそろそろ決まってきた頃ではないのでしょうか。もしかしたら、その中には岳文会を選んでくれる方もまだどうしようか迷っている方もいられるのでしょう。サークル選びは大学生活を大きく左右する大切な選択です。中々決まらないのも無理はないでしょう。そこで、一人でも多くの人に後悔しないサークル選びをしてほしいので、私がこのサークルに入った経緯を紹介することにします。皆さんのサークル選択参考になれば幸いです。
意外かもしれませんが、私が岳文会に入会した理由は登山がしたかったという理由ではありません。そもそも、私は当サークルにおいて登山にあまり興味がある部類ではありません。むしろ無い方に分類されているでしょう。胸を張って言えるような事ではないのですが、私の登山経験と言えば、それこそ高尾山のようなメジャーな山は登ったことが過去に数度あるくらいであり、本格的な登山は大学に入ってから始めたといった有様であります。ここで私が皆さんにお伝えしたいのは「登山がすきじゃないから」という理由でこのサークルに入るのを躊躇するのは早計といわざるを得ないということです。
大学に入ったばかりの頃の私は、登山というよりもむしろアウトドア全般に興味を持っており、探検部を始めとする多様なサークルを見て周っていました。私の目にはどこも楽しそうで魅力的に映りましたが、最終的に私が選んだサークルは岳文会でした。
私がサークルを選ぶ際に最も注視した点は、そのサークルの活動や実績などではなく、空気です。サークル員の活気や関係、それらを包括した空気に最も注意を払いました。いくら活動内容が魅力的だとしても、それが楽しくなければ意味はない。些か享楽的な考え方かもしれませんが案外それは重要な要因だと思います。大学のサークルは性質上、中学や高校の部活とは違い参加義務はなく、個々人の行くという意思のもと成り立っています。楽しいと思えるところに行きたくなるのが人情というものなのではないのでしょうか。そういうサークルには自然に人が集まり行くのが楽しくなってきます。
だからこそ、サークルを選ぶ際、皆さんには今まで以上にサークルの空気に注視していただけたらなと思います。サークルに入る動機なんてその程度で十分ですし、一番後悔しません。自分が自由に楽しめてやりたいことが出来る、そんな環境のサークルに入ることをお勧めします。私の場合それが岳文会であり、皆さんの場合もそうであることを切に願っています。

60期 高瀬

『岳文会、はじめました』


初めまして!!!!61期の尾原と申します。初コラムでかなり緊張していますが、今回は私がなぜ岳文会に入ったかを書きたいと思います!よろしくおねがいします!笑

中高6年間演劇部だった私は、大学も演劇サークルにしようかなあ…と考えてもいたのですが、大学生活は4年しかないんだし!!と、思い切って今まで経験したことがないジャンルのサークルを探してみることにしました。そんな時、学部の新一年生LINEのノート欄に、「春からワ○ダーフォーゲル部に入ろうと思ってます」と自己紹介していた文を見つけました。…ワ○ダーフォーゲル??…調べてみると、ドイツ語で「渡り鳥」の意、とでてきました。…渡り鳥!?なにそれかっこよすぎでしょ!!と字に一目惚れ(?)した私は、アウトドア系のサークルに絞って探す事に決めました。

入学式翌日の校内新歓期。どんな様子かは聞いていたのですが想像を絶する人の多さとお祭り騒ぎのような雰囲気に圧倒され、正直サークル選びを諦めかけたりもしました笑
そんな時、たまたま岳文会と書かれた看板を持った先輩方を目にしたのです。そういえばここも登山サークルだ!話を聞いてみよう!!!…しかし近くに行ってみたはいいものの、みんな背高いし多分歳はあまり変わらないのにすごく年上に感じるしどう話しかければいいんだ…と思った時、中でも背の高い、眼鏡のとても優しそうな先輩が声をかけてくださったのです!!助かったー、と思ったと同時に(笑)、そのめちゃくちゃフレンドリーな雰囲気にひかれ、もっとお話を聞きたい!とブースまで行くことにしました。

ブースでは、とても優しい笑顔の素敵な三年生の先輩が写真を交えながら本当に丁寧に説明してくださり、その可愛さと居心地の良さと雲海などが写った写真の凄さにすぐに引き込まれました。それからはボーリング、新歓ハイクなど、イベントに行くたびに思っていた以上の先輩方の優しさと活動の面白さでどんどん楽しさが増し、これはもう参加するしかない!とほとんどの活動には参加するようになり!、そんなこんなで今に至ります笑

来年秋からの留学で一年間岳文会の活動に参加出来なくなるのが本当に心残りですが、今は今とてこれからの活動を、体力をもっとつけつつ全力で楽しみたいです!楽しみます笑読んで頂きありがとうございました。これからもよろしくお願いします!!!

61期 尾原

『僕が留学を蹴った理由』


知っている方もいらっしゃるかもしれませんが、僕は留学を一か月前に控えた後に蹴っています。これだ!という明瞭な理由があったわけではなく色々な要因があっての決断ですが(将来とか、留年したくないとか、もっと遊びたいとか)、その中に間違いなくこのサークルの存在もありました。つまりもっと岳文のみなさんと一緒にいたいと思ったのです。人によって岳文の見え方は違うと思いますので、僕の決断に対するとらえ方も異なると思います。いいぞいいぞと賛成してくださる方もいれば、せっかくのチャンスを逃すなんて勿体ないと感じる方もいるでしょう。大体は後者だと思いますけど。しかし新歓以降ずっと、僕には岳文の文化が魅力的に映っているのです。岳文の嫌いなところを上げろと言われれば枚挙に暇がありませんが、好きなところもまた同様です。
 そこでこの機会を拝借して、僕のとりわけ好きな岳文会の点について話したいと思います。所かまわずどんちゃん騒ぎするおっさんたちを目の当たりにする都度戦々恐々としますが、それぞれが自立した考え方やポリシーを有しており、いい意味で腹に一物あるような人たちでこのサークルは構成されてます。それこそが岳文の最大の魅力であると思っています。表向きの振る舞いだけがすべてではない人たちが沢山いることは、個人的にはすごく素敵で人間味があると考えているからです。また、みんな個性がすごく強いながらも共通して根が真面目で、優しくて、潔白なところ(黒部除く)も岳文のいいところだと思っています。方向性は異なれど、より良いサークルにしていこうと奮闘する先輩方の姿を見るたびに胸中でそう感じています。だからこそ意見が激しく食い違うこともあるのだろうし、それもまた長所であるはずです。ですのでサークルの担い手が移ろいで時代や考え方が変わってゆこうが、この部分だけは変わって欲しくないし、変わりさえしなければ岳文会の魅力が色あせていくことはないでしょう。
 話を戻しますが、岳文会に対する見方は千差万別であり、現状あまり魅力的ではないと思っている方もいると思います。しかしあえてはっきり言わせていただくとそれは早計です。こんなに個性の強い人達のサークルの捉え様なんてアングル次第でどうにでもなるし、みんなそう簡単に腹の内を明かさない人たちが多いからです。ですのでもう少し色んな人とコミュニケーションを取ってから岳文について改めて一考していただきたいです。僕自身も岳文があまり好きでない時期はありましたし。
 岳文会はきわめて多様なとらえ方ができるサークルだと思います。もうすこしいろいろな部分を掘り起こすと途端にドはまりする杉浦パターンや人格が豹変する覚醒パターンもありえるかもしれませんよ。笑

60期 高橋

『ゲームライフ 将来なんて知るか』


 新歓期間でもなく、外部のひとがみることもないと思うので本当に好きなことを書かせてもらう。誰もみないでね。見たら呪われます。
 予定のない日どう過ごすかでその人が量れると誰かがいった。そして僕は・・・
ゲームで時間をドブにすてている。山のあとのゲームは最高だよね。
 岳文民の間でも遊ばれることのある、任天堂ゲーム、大乱闘スマッシュブラザーズ。
私はスマブラが好きである。スイッチ版が12月に発売されることが決定しているが、ここではそちらの話題は避け、我々を楽しませてくれたWii U版について述べたい。スマブラの大会の一対一を前提として私の好きなキャラについて力説する。
 まずマルスである。ファイアーエムブレムというシミュレーションRPGの初代主人公。MkLeoというメキシコのトッププレイヤーがメインで使っていることで有名。私もYouTubeで彼のマルスの操作をみてマルスの魅力に気づかされた。マルスの大きな特徴は剣先をかすらせるように攻撃を相手にあてると、ダメージ、ふっとばし共に強化されることである。しかし先端をあてられないと、攻撃力は低く、いつまでも相手を倒せない。そのためマルスは相手との間合いをミリ単位で管理することが必要となる。このキャラのロマンは、全キャラ中、中の上くらいの性能といわれながら、もともと素早さやステージへの復帰力はあるため、先端当てで攻撃面を補うことができれば、大きな弱点がなくなることである。 彼の強さはプレイヤーの技量に依存する。そこがマルスの奥深いところである。
 次にリンクである。アクションRPG、ゼルダの伝説の主人公。ゼルダの伝説の雰囲気が好きなため使っているが、正直弱い。剣、ブーメラン、爆弾、弓で近距離から遠距離まで相手がどこにいてもやることがあるという攻撃性能の高さが特徴。また剣の攻撃はダメージ、ふっとばしが異常に高い。しかしそれらの利点のぶん、彼はあまりにも動きがのろい。前述のマルスは歩行速度が全キャラ1なのだが、リンクのダッシュはそれより遅い。歩行速度並みでしか動けないので前述の飛び道具で相手の動きを制限する必要がある。また発生のはやい攻撃が少ないため、攻撃の早いキャラと同時に技を出すと確実にリンクが一方的に攻撃をうける。ステージ外に出されたときに上Bの上昇距離が短いため復帰妨害にあいやすく、ステージに戻れず即死することも多い。そんな彼をうまく使うには相手との適切な距離を保ち、常に優勢である必要がある。それができれば剣の強力な一撃で相手をすぐに葬ることも可能である。やれることが多いことと手がかかるがはまれば強いということがこのキャラの面白いところである。
 もし岳文でスマブラ好きだというひとがいれば参考にしてほしい。いないか。

61期 井原

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