早稲田大学公認登山サークル 岳文会

コラムバックナンバー
2017年度コラム
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『はじめまして、岳文会です』


ちらほらとほころび始めた桜の蕾を合図に、いよいよ新しい季節が始まりました。私が上京して二度目の春です。去年の手帳を開いてみたのですが、3月までのページの白さと、4月からのページの黒さが見事なコントラストを成していました。その黒々としたページの中で、ひと際鮮やかな黄緑色のインクが目を引きます。岳文会新歓企画、岳文会月例山行、岳文会夏合宿、岳文会、岳文会、岳文会……。筆跡もどこか楽しげです。

岳文会。その文字を見ただけで、たまらなく楽しかった夏の記憶が頭を駆け巡ります。北アルプスで見た満点の星空は、下界とは比べ物にならないほど綺麗でした。思わず空に向かって手を伸ばしてしまったほど、星が近くに感じられました。山小屋で食べた美味しいごはんも、絨毯のように広がる雲海も、テントで語り合った夜も、きっと一生忘れられません。

私は、熱心に話し掛けてくれる素敵な先輩方と、とにかく楽しそうな写真に惹かれて岳文会に入りました。上下関係なく仲が良く、笑いの絶えないアットホームな雰囲気が、このサークルの最大の魅力だと思います。100人以上の学生が所属していますが、それぞれに興味のあるものを持っていて、個性豊かな面々が自分らしくいられる場所です。定例会で何気なく交わす会話とか、部室で何をするでもなくただ一緒にいる時間とか、メンバーとの些細な関わり合いを積み重ねるうち、いつの間にか岳文会が大好きになっていました。たまたま隣にいたから話す。気づいたら仲良くなっている。岳文会では、それが当たり前の光景です。

私の大学生活一年目の一番の成果は、自分の居場所を作ることができたことだと思っています。なにか辛いことや苦労があっても、大丈夫、何とかなると思える仲間に出会うことができました。キャンパスで偶然岳文会のメンバーとすれ違うと、心なしか授業に向かう足取りが軽くなります。今年も新しい仲間を迎えて、たくさんの時間を共有して、たくさんの言葉を交わして、そして、皆でこぼれんばかりの笑顔で写真に写りたいと思います。

59期 高橋

『がくぶんほっとらいん~ひとりで悩んでいませんか?~』


大学で、友達や先輩、恋人について、ひとりで悩んではいませんか?


「怖い先輩がいる…」
「お誘いを断ることができない…」
「彼とうまくいっていない…」


そんな時は、どうぞこちらへ相談を!
【岳文会 大学生活相談ホットライン】
岳文会に所属する女性の方を対象に、大学生活に関するご相談を24時間お受けしております。
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★あなたのつらさや苦しさを受け止めます
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58期 横井

『岳文会1年目の夏合宿を終えて』


 気がつくと過ごしやすい季節となり、いっきに秋めいてきました。意識せずに過ごしている内に新学期の授業も始まり朝起きるのが憂鬱であり、夏休みが心の底から恋しく感じます。そこで夏休みの思い出として最も印象深いものは夏合宿であると感じています。

 夏合宿では私は笠ヶ岳班に所属して活動しました。山行自体は残念ながら天候に恵まれず、途中撤退となりましたが、様々な経験を積むことができました。自炊に不慣れなために、あわや残飯になりかかった夕飯は3年生、4年生の先輩方の必死のフォローで美味い食事となりました。また、道の多くが急勾配で足場の悪い笠新道を皆で登りきり、山頂の笠ヶ岳山荘に辿り着いた時の達成感は筆舌尽くしがたいものがあります。山行の最後で雨が止み、雲が去った後の景色は忘れがたいものでした。

 思い返せば4月の新歓行事で先輩方の雰囲気が良く、安心できると感じて岳文会に入ってから半年近く経ちました。本格的な登山は初めての経験であり、当初は不安もありましたが、先輩方が丁寧に教え、助けて下さったこともあり今では山に登ることが楽しみです。

 11月からも山行に代わるたくさんのイベントが待っていると聞いています。これからも運良く巡り会うことのできた岳文会と仲間とたくさんの経験をつんでいきたいと考えています。

60期 矢澤

『ダイヤモンド並みに固くて固い文章』(卒業文集かっ!!)


僕が筆を執る二回目のコラムになります。前回は「面白みがない」「真面目過ぎる」などといった批判を各方面から受けたように思いますが、幹事長引退コラムということで、今回も懲りなく真面目な内容でご容赦を。(笑) 僕はXにて、「今しかできないことをやれ—そして、岳文でしかできないことをやれ」、そしてつまるところ、「岳文会に来てほしい」というようなお話をしました。この一年間—、皆が大学生活の中でこのサークルを選んでくれて、心から嬉しいと同時に不安になることもありました。でも、幹部とかの括り無しに楽しめる皆の姿や弾ける笑顔を見ていて、幹部交代の瞬間にも僕はどこか安心していました。これから皆はサークルの中心の立場に置かれる、もしくは老害を極めることになりますが、それも含めて一つ思っていたことがあります。それはただ単に「みんなでやらなければサークルではない、輪は描けない」ということです。もうサークル内にお客さんだとかピエロだとかはなくて、皆が平等に主人公です。つまらないつまらないとただ口にするだけで何もしないのは良くない。「楽しくない」んじゃなくて、楽しく「する」んだよ!っていつも密かに思っています(笑)
人によっても捉え方は違うとは思いますが、僕にとって岳文会は、人と人との関係において取り繕うことのない本音で語り合える唯一のコミュニティです。還る場所です。「本音は岳文のやつに言えるからいいや」ってこれまで何度も思ってきました。誰しもが、帰るべき「家」がなければ困ると思います。そして僕には学生生活において、大学の側にも「家」があった。そういった面で、本当に居心地が良かった。なんなら本当の家になかなか帰らないくらいに。(笑)サークルはメンバーも、雰囲気も、考え方も、どんどんと移り変わっていきますが、アットホームな岳文会の強みだけは今後も続くことを強く願い、また尽力していきたいと思います。サークルに対するあらゆる想いは、やまなみや、特にOB広報にて拙いながらも語っているので、ぜひ一読してもらえたらなと思います。岳文会の皆とは、目で、態度で、そして盃で語り合える仲だと思っています。まだまだ話し足りない仲間がたっくさん、います。正確な気持ちをありのまま、そして強く文字におこせるほどの才はないので、これからは直接、生身で「会」にて語り合いましょう。山岳に興じ、文学で著し、定例会にて笑い合う。そんなサークルを恋人に据えてやってきたこの一年間を、僕は心の宝として抱き続けます。

58期 古上

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